2009年7月29日水曜日

脳のMRI

市内の有名な脳の専門病院でMRIを撮ってきた。
特段どこか悪いということではなかったのだが、最近続く近親者の脳トラブルで少し心配になったのだ。MRIも初めて撮ったが、噂の大音響も閉所も気にならず、二十数分間の検査中ほとんど寝ておった。
結果は医者曰く「いやはや、この脳はすごいよ。ここまで活発に活動している脳を見たことないよ。大脳皮質の発達具合がまたすごいじゃないの。これってまぎれもなく天才の脳ですよ。この脳で見る世界って、どういうものなんだろうね。わたしら凡人には理解できないだろうけどさ」などというコメントもなく、普通に「異常なし」。脳内にも血管にも当面心配はいらないらしい。一安心である。
それにしても待ち時間の長かったこと。11時頃に行って、帰ったのが3時半であった。持って行っていた「大前の頭脳」一冊読みきってしまったよ。

2009年7月22日水曜日

見たぞ! 日食

いやはや、昨日までの天気で心配していたが、ばっちり日食見ましたぞ。
しかも、妻が近所の治療院からレントゲンフィルムの切れ端を無理やりもらってきたので、しっかり日食が観察できた。
以下がその写真。

福山での月の入り込みは約85%で、上の写真がその瞬間。
会社の駐車場でフィルムをのぞいていると、通りがかりのおばあさんなども「見せてください」と言ってこられ、気がつけば人だかり。
顔ぶれを見ていたら、次の日食は見れそうにない人ばかりであり、こころよく見せてあげたのだった。

2009年7月5日日曜日

蔵王山の捨て猫

今日の早朝、5時半起きで蔵王山に「かぶと虫、オオクワガタ捕獲作戦」に行ってきた。小学校3年生の娘と1年生の息子が、友達から「蔵王山ではかぶとやらクワガタからがわらわらいるよ」という話を聞いてきたからなのだが、こういう話はとかく大きくなりがちで「一匹、二匹がすぐにたくさん」になったりするから要注意だ。
案の定、山の中を歩くこと三十分、虫などは一切いなかった。虫はいなかったが、代わりに子猫がいた。捨て猫なのだ。ニャアニャアとかわいい声に娘も息子も惹きつけられて一歩も動かない。更には抱きかかえて「連れて帰る」と言い始めた。


その上悪いことに、ウォーキングで通りかかるおばさんが「あら、この猫まだいたのね。二三日前からなのよね。誰か車で来て捨てていったのね。かわいそうに」、おじさんが「こいつもこのままではカラスにねらわれるかもしれんのう」などと、我々が置き去りにすれば「子猫に未来はない」的な状況を作ってくれる。

駄目だ、駄目だ。うちにはすでに手のかかる動物が三匹いるではないか。この三匹の世話だけでも大変(今日だって、そのためにこんな朝早くから蔵王山に来ているのだぞ)なのに、その上子猫などとんでもない…何とか説き伏せようとするが、娘など「かわいそうだ」とめそめそと泣き始める。かなりマズイ状況だが、ここでこの猫を連れて帰るわけにはいかんのだ。そんなことをしていれば、我が家はすぐに動物屋敷になってしまうぞ。


目の前に救わねばならない難民が列を作っているのに、ワクチンと食料は限られた量しかない。そんな状況に直面したNGOの責任者のような気持ちになって、わしは決断した。
「家で飼えない以上、我々はこの子猫をどうすることもできない。どうすることもできない以上、ここにいても仕方がない。この場を離れる」と宣言して、かぶと虫とクワガタの探索を無理やり続行することにした。しかし、30分程度探してみたが、やはり虫は見つからず、元の場所(つまり、猫のいた場所)に帰ることとなった。そこを通らないと帰れないのだから仕方ない。またもや、泣き声がしたらどうしようと心配したが、運の良いことに泣き声はしなかった。子ども達には「あまりのかわいさに、さっきのおばさんが連れて帰ったのかもしれないな」と希望的な観測を口にしたが、実際どうだったのだろうか。あの場に残っていたとして、果たして生きのびることはできるのだろうか、いろいろ気になり、今日の気分は天気同様雨模様であった。

2009年7月2日木曜日

マイケル・ジャクソン死す

マイケル・ジャクソンが死亡して一週間余り経つ。世界中に衝撃が走ったわけだが、このわしもその一人。今週から事務所の有線放送で一日中マイケル・ジャクソンの臨時特集チャンネルK-02をかけている。二時間サイクルで流れる曲は次の通りだ。

I Want You Back,
ABC,
Never Can Say Goodbye,
I’ll Be There,
Ben,
I Wanna Be Where You Are,
Rock With You,
Don’t Stop’ Til You Get Enough,
Billie Jean,
Beat It,
BAD,
Smooth Criminal,
P.Y.T.(Pretty Young Thing),
Wanna Be Startin’ Somethin,
Thriller (2003 Edit),
Scream,
Jam,
Black Or White (Single Edit),
You Rock My World(Redio Edit),
Human Nature,
The Girl Is Mine,
One More Chance,
Butterflies,
Cry,
Heal The World,
You Are Not Alone,
We Are The World

さすが、King of Popと称されるだけあって、すごい曲の並びである。わしにとっても「スリラー」は始めて買ったLPだったし、「We Are The World」も始めて買ったミュージックビデオだった。
「BAD」はバンコクで海賊版のテープを買って、偽物ウォークマンで聞きながら中近東をふらついていた時の思い出が濃厚だ。
上の「I Want You Back」から「I’ll Be There」までの曲はJackson 5の頃の曲だが、どう聴いてもまぎれもなく天才。天才のことは天才にしかわからないだろう。わしのような凡人に彼の内面などうかがい知ることはできない。だから、彼の整形や私生活などには興味はないし、どうでもよいことだ。
頭に大がつく天才なのだ。何をしたって良いではないか。
今回のマイケルの死で、久し振りに「We Are The World」を耳にしたが、残念なのは個人的には彼こそが「King of Pop」だと思うプリンスが参加していないことだ。確か、参加の予定だったが、何かのトラブルでレコーディングに間に合わなかったのではなかったか。この曲にあのプリンスのシャウトが入っていたらどれだけ良かったか。
どうあれ、マイケル・ジャクソンの歌は「我々を一つ(We Are The World)」にしたことは間違いがない。http://www.youtube.com/watch?v=vxhl-wqf19s
心から冥福を祈る。

事務所の改造

いささか旧聞に属するが、先々月末に事務所の机と椅子などを一新した。
これまでは、ガタツキフラツキ状態の机を互いに支え合わせるようにして使っていたのだが、これではあまりに具合も見てくれも悪いということで、フリーアドレスデスクに代え、これまたガスが抜けて高さ調節ができず、下がりっぱなしだった椅子もすべて新しくしたのだ。そのついでに、社内のパソコン環境もLAN環境にした上でコピー機も刷新した。
これで気分も一新である。
今回、この仕事をお願いしたサンエイさんが、自社のニュースペーパー「サンエイ通信(配布数3000部)」のトップページに弊社の事例を載せてくれた。
ありが豆である。
これで事務的な能率もアップしたし、その時の仕事の状態によって機動的に「席替え」を行うこともできる。なかなか良いものなのだ。
更に、事務所の美観・規律を維持するために「罰金制度」も冗談?で導入した。
曰く、
①退社時、机の上にものを残していた場合、一点当たり100円。
②コピー、スキャナした文書をそのままコピー機に残していた場合、一点当たり100円。
③不在の担当者へのメモ、書類は机の上ではなく、椅子の上におく。違反時一回100円
④退社時、各担当ごとに決められた機器の電源を消し忘れた場合、一回当たり100円。
⑤帰社時、行き先・帰社時間ボードを消さなかった場合、一回当たり100円。
⑥出社時のあいさつ「おはようございます」の声が暗かった場合、一回500円。
⑦5歩以上移動する場合に駆け足でなかったら一回1000円。
⑧自分の意見をもたずに相談してきた場合、一回5000円。
などというところだが、この制度を始めて一ヶ月余り。これまで社員さんから徴収した罰金は合計83900円…というのは冗談(ちなみに⑥~⑧はない)で400円が手元に集まっている。
しかし、仕事は流れ。滞らないように流してやれば速いのだ。そのためには整理・整頓など5Sが大切なのだ。
今回の事務所内の一新は良いきっかけとなった。

2009年7月1日水曜日

しまなみ海道ツーリング 二日目

よっしーにもらった二日酔い防止のサプリのおかげか、しこたま飲んだ割に目覚めが良い。光藤旅館では朝ご飯もうまい。しっかり食べて、9時過ぎに出発。
今日は、大三島で大山祗神社に行ってから帰路につく予定である。
それにしても、学生の頃は「旅は一人旅に限る」と思い込んでいたが、旅は道連れというように仲間がいる旅も良いものだ。ましてや、良い仲間となら言うことはない。孤独を味わうように旅をしていた頃から、退化したのか、進化したのかはわからないが、今はこんな旅が好きだ。




だから、今は、
一人より、二人が、
そして、二人よりも三人が好ましく、
もう一人増えて、四人なら、なお良しであるのだ。
この日は、昨日にもまして良い天気で、完全なピーカンである。日焼け止めを塗りたくり、首筋も手拭で保護して出発だ。出発早々、海の美しさに見とれてしまって、四国に向ったりしたが、ペダルをこぐのも調子良く、一時間少々で大山祗神社まで到着。
 
大山祗神社は、平安時代には「日本総鎮守」の称号を与えられたくらいの由緒ある神社であり、境内には樹齢2600年とも言われる楠があったり、隣には源義経が奉納した鎧や武蔵坊弁慶の奉納した薙刀を展示している国宝館や、昭和天皇の海洋生物研究用の船だった葉山丸の展示をしている海事博物館もある。ここでは、何とかエイという宇宙人の干物のような標本や、鯨のちんちんなどを見ることができる。

大山祗園神社に参拝した後は、テレビで紹介されて人気沸騰中の大漁に行く。
これが驚き、11時半の開店前にはすでにこのような行列ができておるではないか。


もちろん、先頭集団で中に入り、名物の海鮮丼380円也を注文する。生ビールと一緒に頼んだのは言うまでもない。すると、こんなのが出てきて、あっという間に完食であった。満足満足。


 














その後は、多々羅大橋で空中浮遊をしたり、















行きにも寄ったドルチェで、今度は瀬戸田のれもんのジェラートを食べ、無料のれもん水2杯とアルカリイオン水2杯を飲み干し、更にその横の店ではっさくと夏みかんの搾りたてジュース(200円也、これは柑橘系の適度な苦味と酸味が最高だった)を立て続けに飲むという強烈なのどの渇き耐えながら無事帰宅する。










今回のツーリングで、わしの愛車が一段とかわいく感じられるようになった。
それにとっても良いツーリングだったぞ。
よっしー、とっしー、かずちゃん、愛車のデフィーちゃん、お疲れ様。
そして、ありが豆。











この日の行程は以下の通り。
9:10光藤旅館出発→10:32大山祗神社→12:00大山祗神社出発→16:28帰宅。
全行程では、
走行時間:10時間05分13秒、走行距離:222.93キロ、平均速度22.1キロ。

出発前の体重が68.8キロだったが、帰ってみると68.6キロ。なんと200グラムしか減っていないではないか!減量への旅ははなはだ厳しいものであるようだ。