2010年11月27日土曜日

産経新聞に掲載される

11月25日付産経新聞中四国面に掲載された。わしだけではなく、「頼れる戦力」ということで、工場長も載ったのがうれしい。取材の時にも、実に立派なことを話すのだ。
それにしても、わしの顔、太っておるなあ。

パリ出張 その1

先週月曜日から日曜日にかけて、フランス パリに行ってきた。
豆菓子の商談会への参加のためである。ANAのコネクト便で広島空港から成田へ。そこから12時間かけてパリのシャルル・ドゴール空港まで到着予定だ。
月曜日の夕方に出発して、同じくその日の夕方に着くということで、飛行機の中では無理やり起きていたが、この間映画を3本観て、そして本を2冊読破する。隣の夫婦は日系2世で久し振りに日本に帰り、再びブラジルに戻る途中とのこと。ブラジルの様子なども聞く。
途中、シベリア付近では氷原の中を蛇行する河のようなものも見れ、なかなか退屈しない。この何もない中、道のようなものが走っていたし、赤いランプが一定の間隔で点いていたがあれは何なのだろうか。もしかして、大陸間ミサイルの発射基地か。
フランスの上に差し掛かると、直線でくぎられ、斑状になった畑が延々に広がる。フランスが農業大国であることが実感できる。
ともあれ、無事にパリ着。イミグレなどは見もしないでパスポートにスタンプを押していくのだから、おおらかなものだ。
バスに乗り込み、パリ市内まで約一時間。
ホテルに着いて、他のメンバーとワインで乾杯。それにしてもパスタはいただけない。塩気が全くなく味がしないのだ。

2010年11月8日月曜日

鹿児島出張

原料の関係で鹿児島まで出張してきた。去る9月30日から10月1日にかけてである。
目的地は鹿児島でも南端に近い指宿の郊外。空港でレンタカーを借りて南下。ここら辺りまで来ると、ここはもう南国である。
夜更けまで商談をして、翌日は朝一から砂風呂へ。もちろん、指宿の砂風呂と言えば「砂楽」である。
気持ちよく砂風呂を楽しみ、風呂上りに飲んだご当地ラムネがとてもおいしかった。

2010年11月6日土曜日

この国を出よ

大前研一氏と柳井正氏の書いた「この国を出よ」。
刺激的なタイトルだが、内容は更に刺激的だ。

本の中にも出てくるが、ユニクロは10月7日に台湾1号店を台北市にオープンさせた。オープンでは連日数千人の行列ができるほどの大盛況。
ちょうどその時に台北にいたので、ユニクロのある統一阪急百貨台北店に行ってみた。
なるほど、すごい行列だ。



この出張は、4月に入社した2名に海外体験をさせるために企画したもので、彼らは1週間台北の高級住宅地のそごう天母店で豆菓子の量り売りをした。両名とも、海外は初めてどころか、飛行機さえ初めて乗るという状態。そんな2人を初日だけ立会い、後は置いてくるのだから、わしも良い社長だ(わしは他の用事で中国の福建省に行った帰りに、台北で2人と合流して、一日いて後はサッサと1人だけ帰ってきた)。
しかし、経験が男を磨くというのは本当で、最初は初めての経験に戸惑うばかりだった2人も帰国時には片言の中国語で自社製品の説明ができるようになっていたし、「また、海外に行きたいか? ただし、次は1人だぞ」との言葉に、「はい、1人でも何でもまた行きたいです」と力強く答えた。
良い経験になったのだろう。


 

豆菓子で「世界最強」の道のりはこれからだ。わしだけが世界を見ていてもいけない。これからも機会を作って、若い衆にも海外武者修行をさせていこうと思う。

2010年11月2日火曜日

吉澤大「社長の時間の使い方」 再読

このように、「人件費」「支払家賃」「支払利息」は、三つが相互に関連しながらスパイラル状に増えていくのです。
その結果、気がついたときには「それほど高くない」と思っていた固定費がいつの間にか予想をはるかに超えたものになっていて愕然とするわけです。

フリーキャッシュフローの数値を知りたいだけであれば、私が考案した次の算式で、誰もが簡単に計算できます。
現預金の増減-銀行借入金の増減

(会社の現預金の増減-銀行借入金の増減)+社長への役員報酬等支払額

「インフラ」のできあがったビジネスのなかで「他人ではなく自分を選んでもらう」しくみを考えることのほうが、中小企業の社長が時間効率よく稼ぐためには先決なのです。

人脈形成のために飲み会に参加しても、一定時間以上になると「時間当たりの成果」は小さくなってしまいます。
ですから、毎回夜中まで飲み会に付き合うのではなく、場合によっては「一次会のみに参加する」など適当なところで切り上げることが時間効率上は得策なのです。

また、社長が従業員との懇親会に最後までいてもあまりよいことはありません。最初の一時間だけ参加して、あとはおカネだけ置いて帰るのが、社長の時間効率だけでなく、従業員にとってもありがたい参加の仕方なのではありませんか。

各業界の情報を収集するには、「業界紙を一気に読む」ことが時間効率のよい方法です。

もし、社長が採算度外視で取り組みたい仕事や、仕事以外の自己実現を果たしたいのであれば、まずは、そのための時間を先に確保しなくてはなりません。そして、残りの時間で「いかに効率よく仕事を進めるか」を考える必要があるのです。
つまり、答えは、「制約を設ける」ということです。
そのためには、プライオリティ=優先順位をはっきりさせるということです。
このプライオリティを明らかにするための有効な手段があります。それは、「できるだけ多くのデッドライン(締切り)を引く」ことです。
デッドラインそのものがスピードアップにつながるのです。

時間制約のない状態で仕事をすると、「お客様に喜んでもらうレポートを書く」ための努力だったはずが、いつしか「どうだ、俺ってこんなにすごいことを知っているんだぜ」という自己満足に変わっていたことがよくありました。
ですから、顧客の要望についてきちんと優先順位をつけることが大切なのです。そして、「作業時間内でどこまで顧客の要望を満足させられるか」を考える必要があります。

グーグルカレンダーを埋めてみて気がつくのは、相手先の都合で三〇分程度の時間が空いてしまうことが多い点です。
そこで、私はあえて、「お礼のメールを出す」など「一五分でできる仕事」をTODOリストに並べることにしました。


(感想)すべて当たり前のことであるが、何となく「バタバタしているなあ」というときには、以上のことが曖昧になっていることがある。戒めなければならぬ。