仲良きことは美しきかな、という名言を残したのは武者小路実篤だが、確かに仲の良い夫婦を見るのは良いものだ。我が社徳永製菓にも夫婦でスタッフをしてもらっている佐藤さん夫婦がいるが、彼らの仲の良さといったら、これがもう名前の通り「砂糖」のように甘いのである。
出社退社は一緒で、もちろん会社内でも始終顔を合わせながら仕事をしている。結婚して数年、普通ならこのように始終顔を見ていれば「もういい加減、しばらく顔を見なくてもいい」などという心境になるものだが、彼らにはそのような世間の常識は通用しないらしい。会社内でも、相手をしばらく見ていないと視線が自然に相手を探している、見つけるとところかまわず視線をからませてしまうという仲の良さ。
もちろん、真似はできないし、したいとも思わないが、やはり「仲良きことは美しきかな」。
彼らの仲の良い雰囲気が職場内に漂っているとすれば、これが豆菓子の味に甘みを加えているやもしれぬ。
もしそうだとすれば、これはもう、砂糖夫妻にありが豆、感謝感謝であろう。