2008年11月29日土曜日

断ビールの効用

今週は月曜日から今日までビールを飲んでいない。妻との賭けで明日まで、つまり一週間ビールを飲まなければ5000円ゲット、飲めば10000円払わなければならないが、もう勝ちは決まったようなものであろう。今日などはビールの誘惑に負けてはならないということで焼き肉を食べに行く誘いも断った。今回の断ビール、きっかけは長女に勉強を教えるためには醒めてなければならないというものだが、その他についても大きな効用があった。


まず経済的なことで言えば、通常毎日飲んでいたビールにかかる費用として大缶ビール1本、小缶ビール1本、小缶発泡酒2本、しめて750円。これにつまみ平均200円、ついで買いでアイスクリームを平均300円は買っていたので計1250円がかかっていた。まあ、これを全て自分で負担していたわけではないので仮に週平均5回が自己負担だとして週の経費が6250円。これが削減できたこととなる。年間だと6250円×55週で343750円の削減となるが、これはまるっきり断酒をした場合である。しかし、こう計算してみるとすごい額である。現在の一ヶ月のおこづかいがうん万円であるから半分をはるかに上回る額がビール関連支出になっていたことが判明した。
次に時間についてであるが、酩酊状態になると思考能力は漸次低下していくため、知的活動にはほぼ適さない頭となるが、もちろんビールを飲まなければ寝るまで頭脳は覚めたままだ。そのため、今週は本もよく読めたし、目的である長女への指導もできた。こうした知的活動に使用できた時間は一日平均3時間、ビールはほぼ毎日飲んでいたので一週間7日をかけると21時間、一年間だと21時間×55週間で1155時間となる。1155時間というと約48日、一ヶ月半以上である。
これは一日を24時間計算しているが、実際には起きている時間は一日16時間しかないわけで、1155時間をその16時間で割ると72日、つまり二ヶ月半近くを酔っぱらいとして過ごしていたということが判明した。何ということか!わしは一年の内、二ヶ月半を酔っ払いとして過ごしていたということか。今までどれだけの時間を浪費していたというのか、と嘆いても仕方ないが、すごい数字である。このような衝撃的な数字を自覚することができたのが今回の断ビールのプラスと言えばプラスであろう。
ということで、今後どうするかが大切となってくる。お金は節約でき、時間は有効利用できるのなら、ビールなんていらないじゃないか、ということだ。覚醒時間の内酩酊して浪費してきた二ヶ月半を利用可能にできるのなら覚醒時間は20%アップすることになる。わしの平均余命は厚生労働省の資料によれば38.36年なのでこれは7年以上長生きすることと同等の価値を持つ。
しかし、ビールを飲まずにこのような計算をするようなことが本当に知的活動になるの、という根本的な疑問もある。わしがこうして一生懸命思索しているのが、時間の有効利用に当たらないのならば、わしは覚めていても酔っ払っていても同じだということになってしまうわけだ。
そうだとすればもうヤケクソ、ビールでも飲んで痴的活動に精を出すしかない。

繁忙期にはわしも包装を手伝うぞ


久し振りに包装場の手伝いをした。しかも、大体手伝っても1,2時間が関の山のところ、今日はほぼ終日である。包装場の姐御、川浪さんにも「午前中で終わりかと思ったら、思ったよりよくやってる」と褒められた(?)くらいだから相当なものである。
内容進物の包装だったのだが、単純作業だと思ってすれば飽きる。飽きてはいかんというわけで、自分なりに工夫をしてみた。佐藤さんとスピードを競争してみたり、どちらがきれいにできるか皆に評価してもらったり、中でも効果的だったのは進物箱の包装で最後の箇所の包装紙をどうやったらきっちりと合わせることができるかどうかをチャレンジ課題としたことだった。何度か試行錯誤して正確な位置決めをしたつもりでも、やる度に数ミリ程度の差ができる。これをどうすれば克服できるか。なかなか面白かった。
結果的には位置決めを確実にした段階で差は1センチ以内の範囲に入るようになった。また、どちらにずらせば仕上がりがどう変化するかも調べてそれもフィードバックしながらやった。その結果、1ミリの狂いもなくピッタリ合うホールインワンが5回出た。川浪さんが3回、佐藤さんが1回、長谷川さんは0回だったから、この精度は評価されて良い。しかし、毎回は無理だ(2回連続はあったけど)。
この難しさも数学的に説明できる。確かに位置決めが完全に正確ならば毎回ピッタリ合うはずだ。しかし、箱のふくらみよるズレや紙を箱に押しつける際のズレはある。もしこのズレが仮に1度であったとしてもtan1°は0.017であるからして、今日の進物箱の短辺のサイズは28センチであり、これを二回転させるのだから、0.017×56センチで0.95、約1センチのズレとなる。しかもこれは左右で離れるように発生するため、1度のズレは実際には2センチとなって現われる。かくのごときデリケートな作業なのである。
たかが包装と侮れない。上記のような感覚を持って望めば包装の応援も飽きるなんてとんでもない、深いものなのである。

2008年11月24日月曜日

ビッグローズでの販売会

先々週のことを今頃書いていてもいけないのだが、去る11月14日~16日の三日間、ビッグローズで地場産フェアがあった。毎度菓子組合で会社としても参加するのだが、今年はわしも菓子組合青年部として城下町プリンの販売に携わった。
今回限定の企画だったが、さすが菓子のプロの集団。販売者の立場ながら、おいしいものが出来ていた。そこのところも評価されたのだろう、三日間とも早々と完売。
ありが豆ございました。

2008年11月13日木曜日

新しいウォシュレット

10年以上経つといろいろなものが壊れてくるもので、家のウォシュレットが壊れてしまった。蓋の金具が壊れたのに続き、ノズルがひっこまなくなってきた。最初は数センチだけだったのが徐々に戻りが悪くなり、とうとう伸びきったまま止まるようになった。このため、「大」をいたす時にはかなり前座りしなければいけなくなり、さすがにこれでは困るというわけでとうとう新しくウォシュレット購入した。
これを設置するのが大変だった。通常30分程度でできるところ、前のウォシュレットを便座とつなげていたゴムパッキンが腐食しており、これをカッターで削ったり、はさみで切ったり、トイレの床に寝転びながらの作業。気がつけば、トイレのほこりが髪についていたりした。
しかし、苦労のかいがあり、調子はすこぶる快調。洗浄力も強くなり、洗えているよという感じである。

2008年11月3日月曜日

タイ人は熱心な仏教徒

タイ人は熱心な仏教徒であるからして、マクドナルドでもロナルドがちゃんと合掌している。
しかも、どのタクシーに乗っても天井やらダッシュボードに仏様に交通安全を祈るお守りが書いてあったり、奉ってあったりする。
思わずわしも一緒に合掌してしまった。

2008年11月1日土曜日

バンコクで己の適応能力を思う

わしは適応能力が高い。これを今回のバンコクで改めて確認した。
今回のホテルは伊勢丹と6、7車線の道をはさんだ対面にあり、通勤のためには大回りして歩道橋を渡らなければならない。
最初の二日は正直に遠回りしていたのだが、ふと見ると現地の人は平気で渡っているではないか。
よし、ということで真似してみることにした。最初は渡ろうとしている人にぴったりとくっついて、一緒に渡ってみた。なかなかのスリルだ。しかし、通勤時間がはるかに短縮されることは間違いない。
次からは、自分一人で渡ってみることとした。右を見て左を見て今だというわけで一車線分ずつ進んでいく。現地の人から見ると、たぶん滑稽な動きだったと思う。こんなことを何度か繰り返していると、段々慣れてきたのか、最後は現地の人と同様歩いて渡っても平気になっていた。
何日か後、一緒に物産展に参加した仲間で食事に行く際、道を渡ろうとすると皆はもちろん躊躇している。「ここを渡ると早いですよ。僕と一緒に来れば大丈夫ですから」
結局、一緒に渡ったのは一人だけ。しかも彼は車に轢かれそうになって「もう二度と渡らない」と言っていた。この時、道を渡るわしを見ていた皆のあきれたような目が忘れられない。
そう言えば、学生時代に東南アジアを放浪していた時にも、うんこをする時にはトイレットペーパーを使わず、現地の人と同じく水桶で流しながら、左手でお尻を洗っていたっけ。
郷に入れば郷に従え。
どこでも生きていけそう、というのはわしのささやかな誇りである。

スターがやってきた!


物産展会場にタイのスターがやってきた。
一人はLEESOR SANでタイのサッカー選手でスーパースター、もう一人は映画スターのPON TANTASATEAN。どちらも知らなかったが、思わず一緒に写真を撮ってもらった。
PON氏がゲイなのは衆知の事実のようだが、見ると確かにそのような気配が漂っている。
まあ、タイはゲイの天国でもある。切って10万バーツ、ふくらませて5万バーツで何かと高くつくようだが、ゲイやらオカマが顔をふせることなく、暮らしていける国なのだそうだ。
性同一性障害も聞けば、潜在的には5%くらいの人がそうなのだというし、そんな人が自分の生き方で生きていけ、周りもそれを受け入れるのなら、それは良いことではないだろうか。
確かにタイの人はやさしい。熱心な仏教徒であることと日常に根ざした精霊信仰(ピー)、そして精神的な中心たる国王への尊敬の念が合わさって、このメンタリティーを作り出しているのだろうか。
仏教徒の持つ寛容性(そうじゃない場合もあるだろうけど、「上座部仏教原理主義者」だの「大乗仏教ファンダメンダリスト」という人はあまりいないんじゃないかな?)は、この狭くなってしまった地球上では大切なことではないかと思う。

タイ人は豆菓子がお好き?

物産展での豆菓子の販売、結構調子が良い。
特に、にんにく豆、海苔わさび豆、梅干豆、抹茶みるく豆、竹炭豆が評判が良い。一方、ココア黒豆、きなこ豆、粗挽き黒胡椒豆は少し苦戦している。日本人とも先月の香港人とも少し味覚が異なるようだ。
まあ、こういった嗜好を目の当たりにできるのが即売の醍醐味というものだ。
途中からは、尾道から参加した山本屋さんのご夫婦と一緒に浴衣で販売だ。

バンコク伊勢丹の物産展に参加

10/23からバンコク伊勢丹での広島県物産展があり、それに参加してきた。タイのバンコクに行くのは二年半ぶり。アジア大好きのわしからするととても楽しみである。前日の夕方に新空港からバンコク入りしたが、名物の交通渋滞にもかからず市内に行けた。朝ホテルから会場に向かう途中も歩道には屋台が並び、バンコク特有のにおいを発している。
この喧騒、ナンプラーだのカピ(タイの蝦醤)だのが入り混じっている感じが大変良い。