今年の投資成績は今のところ、4億9120万ドブラの儲け(金額が僅少で恥ずかしいので、アフリカのサントメ・プリンシペの通貨単位に変換しています)である。中国株で半分、残りは主に後半の空売りで稼いだ。しかし、悔しいのは日経株価が7000円になったあの恐怖の3月に買いに入れなかったことである。去年のリーマンショックの時の2億5861万クワチャの大損(クワチャはザンビアの通貨単位)が頭にあってまだまだ底なしなのではと及び腰になっている間に買い時を失ってしまってしまったのだ。
やはり投資というものは難しい。投資の格言に「野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし」というのがあるが、これができれば練達の投資家だろう。なかなか「どこまで下がるのか底が見えない」という状況下で積極的に買いには回れない。自分の中の恐怖心に勝つためには、自分なりの投資観が確立されていなければならず、まだまだ拙者には遠い道のりだ。
とはいえ、投資は言わば趣味。トータルで損していなければいいのだ。
損していなければ、投資ほど勉強になるものもない。自分のお金をリスクにさらすのだから、経済に対する勉強にも身が入る。買った株は下がるわ、売った株は上がるわで、思うようにならないことに対して忍耐力が身に付く。さらに上に書いたような状況で皆と逆に買いに(あるいは売りに)回るのはとてつもない精神力が必要だ。精神鍛錬にもってこいだ。
てなわけで、来年も精神修養に励むつもりである。
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