2008年11月29日土曜日

繁忙期にはわしも包装を手伝うぞ


久し振りに包装場の手伝いをした。しかも、大体手伝っても1,2時間が関の山のところ、今日はほぼ終日である。包装場の姐御、川浪さんにも「午前中で終わりかと思ったら、思ったよりよくやってる」と褒められた(?)くらいだから相当なものである。
内容進物の包装だったのだが、単純作業だと思ってすれば飽きる。飽きてはいかんというわけで、自分なりに工夫をしてみた。佐藤さんとスピードを競争してみたり、どちらがきれいにできるか皆に評価してもらったり、中でも効果的だったのは進物箱の包装で最後の箇所の包装紙をどうやったらきっちりと合わせることができるかどうかをチャレンジ課題としたことだった。何度か試行錯誤して正確な位置決めをしたつもりでも、やる度に数ミリ程度の差ができる。これをどうすれば克服できるか。なかなか面白かった。
結果的には位置決めを確実にした段階で差は1センチ以内の範囲に入るようになった。また、どちらにずらせば仕上がりがどう変化するかも調べてそれもフィードバックしながらやった。その結果、1ミリの狂いもなくピッタリ合うホールインワンが5回出た。川浪さんが3回、佐藤さんが1回、長谷川さんは0回だったから、この精度は評価されて良い。しかし、毎回は無理だ(2回連続はあったけど)。
この難しさも数学的に説明できる。確かに位置決めが完全に正確ならば毎回ピッタリ合うはずだ。しかし、箱のふくらみよるズレや紙を箱に押しつける際のズレはある。もしこのズレが仮に1度であったとしてもtan1°は0.017であるからして、今日の進物箱の短辺のサイズは28センチであり、これを二回転させるのだから、0.017×56センチで0.95、約1センチのズレとなる。しかもこれは左右で離れるように発生するため、1度のズレは実際には2センチとなって現われる。かくのごときデリケートな作業なのである。
たかが包装と侮れない。上記のような感覚を持って望めば包装の応援も飽きるなんてとんでもない、深いものなのである。

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