2011年4月9日土曜日

T君、卒業おめで豆(とう)

我が社のホープであるT君がようやく卒業できた。
T君は昨年4月に入社してきた新入社員であるが、内定が決まった後に「単位が足りずに留年」が発覚。普通なら、こういう場合は内定取り消しということになるのであろうが、我が社に「普通」は関係ない。まだまだ普通以下だからだ。
週に二回通って、試験に合格すれば前期で卒業できるという話であったので、これを許可した…が、しかし、前期でも試験に落ちてしまった。大学の単位など、通常落とそうと思っても落とせるものではない。何たる要領の悪さであろうか。けれども、再度挑戦を許可して、ようやく後期で単位の取得ができて、晴れて卒業となった。
今回の件から、彼が何を学んだのかはわからぬが、何年か経った時に会社の後輩から「あのやり手のTさん、大学留年したんだって。それで会社に来ながら大学に通ったそうよ。普通なら、留年イコール内定取り消しなのに、最初から社長には『こいつは将来かなりできる人間になる』と見えていたのね」などと噂されるくらいになってもらいたい。
いずれにせよ、すべからく終わり良ければ全て良し。
今後も頑張ってもらいたい。

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