2008年8月26日火曜日

化石発掘

先日の日曜日、岡山のなぎビカリアミュージアムで化石の発掘体験をしてきました。
今から1500万年前には岡山県北部の奈義町は海、しかも亜熱帯気候でマングローブ林の群生地帯の只中にあったらしく、巻貝の一種であるビカリアの化石が良く採れるとのこと。
子供たちと化石の発掘体験をすると、採れるわ採れるわ。ヨコナガホンミミエガイ、カケハタアカガイ、ビカリエラ、トクナリヘナタリ、イズモクテルス、ノジュール、オオガキ、ツキノオサガリ、サクラガイ、そして蟹の足の一部、葉の化石など、十二分に堪能いたしました。写真は、葉の化石です。
考古学的な時間感覚、つまり1500万年前には今は中国山地の只中の山村が亜熱帯の海であったという事実。信じ難いくらいスケールの大きな話ですが、これを考えると今の地球温暖化の問題についても少し冷静に対応できそうです。
しかし、20年前までは中国地方水質ワースト1である芦田川でしじみが獲れていたなどということを思い出せば、20年前が1500万年前と同様にはるか遠い過去のように感じられて、複雑な心持にもなってしまいました。

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