2015年1月29日木曜日

今年一番のSF小説「火星の人」

ここ最近SF小説からは遠ざかっていたのだが(読むと、小説世界に感情移入というか、ジャックインしてしまい、宇宙空間やサイバースペース、ナノワールドなどから現実世界に回帰しにくくなるので)、この本については思わず、手を出してしまった。

結果、最高に面白かった。



(あらすじ)
人類にとって3度目の有人火星探査は猛烈な砂塵のために到着からわずか6日で中止を余儀なくされる。乗組員たちが火星を離脱する寸前、そのうちのひとりマーク・ワトニーを折れたアンテナが直撃する。砂嵐の彼方へ姿を消したワトニーを残し、船長たちはやむなく地球への帰路の途につく。しかしワトニーは生きていた。不毛の赤い惑星で彼は科学者として持てる知識を最大限に活用し、地球への帰還の道を探りながら決死のサバイバルを敢行する…。

地球から78,338,770km離れた火星に一人残され、救助隊も期待できない中、食糧、水、酸素などの絶対不足状態を持ちうる科学知識と工夫で次々と克服していく。
もうたまらんシチュエーションではないか。主人公の人物像も素晴らしかった、一つ課題を克服すると、また次の難題が待ち構えて、という状況の中、最後まであきらめることなく、しかも楽観的希望を失わずに対処していく…マーク・ワトニーすごい!
わしがこの状況に置かれたら、酸素・水・食料の欠乏の前に、「希望」の欠如によって死んでいる。

一読の価値のある本である。
(今年一番のSF小説と銘打ったが、まだ一月だったよな)

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